大学院修了後のキャリアパスを考えようなどとよく聞きますが、このことは在学中から考えておいたほうがいい問題です。
なぜなら、修士課程修了でも24~25歳、博士課程修了ならば30歳前後になるので、はっきり言って大学院卒は社会人として出遅れています。
ポスドクなんかだと相当悲惨だと聞きます。
会社では高卒でも中卒でも長く勤務している人間のほうが断然有利です。
最近は学歴にこだわった採用をする会社も減っているので、工業高校卒や高専卒のエンジニアなんかも結構、たくさんいます。
高専はともかくとして、高卒と聞くと能力が低そうと考える方もいるかもしれませんが、高卒でも頭の良い方はたくさんいます。
ただ、大学にいかなかったというだけで、人物を評価するのは間違いです。
意外と社会に出てみると、大学を出ていない同僚もよくいます。
しかし、最終学歴というのはある意味、資格じみています。
もし、役職者の候補が数人いて、高学歴の人とそうでない人といた場合、高学歴のほうが有利になります。
と言いますが、まず、役職者の候補になる程度まで実力を付けることができなければ、高学歴でも意味はありません。
というわけで、まずは専門性を身に着けましょうというのが今回の話です。
よくある話なのですが、たとえば大学で機械を専攻した人に何の予告もなく、電気の仕事をさせるような会社ってありますよ。
企業からしてみれば、大学は基礎教育の場であり、専門性を身に付けるのは企業に入ってからという認識があるようです。
新しい会社は大学で学んだ新しい技術を活かして仕事をさせようとするみたいですが、古い会社になるほど、こういった傾向は強いようです。
就職面接の際は企業担当者は結構、平気で嘘をつきます。
企業からしてみれば、きちんと給与を払うわけだから、契約上問題ないということなんですが、学生の思いとかはどう考えているのかと疑問になるときがあります。
そんわなけで、就職をする際は、企業を疑ってみるというのも大切なことです。
自分の描いていたキャリアパスと違うキャリアに引き込まれる可能性も大いにあるのです。
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