「パート3」の私の話からも分かるように一生懸命勉強したからと言って、必ずしも良い仕事に巡り合えるとは限らないと感じた方も多いと思います。
人生いろいろです。
「学位」を取得しようとしまいと、それ自体で人生が決まるようなことは決してないです。
このことは、これから書く、修士修了後に就職した私の知人らにも言えると思います。
②某国立大学を主席で卒業した友人
この友人は大学院からの友人なのですが、技術的にも学術的にも人間的にもとても優秀な方だと思います。
実は私と同期で三菱重工に入社した人なのですが、5年間ほど勤務された後、コンサルタント兼研究員に転進されました。
それからは会っていないので、どうなったかは分かりませんが、三菱重工の退職への後悔は少なからずあるようです。
三菱重工時代からやり手だったので、勿体ないと思いました。
こういう人もいます。
③自動車好きの友人
某大手自動車メーカーに就職した友人もいます。
今でも勤務されていますが、やはり、自動車メーカーともなるとコストカットや品質管理などが相当厳しいそうで、かなり大変そうです。
それでも、休日に旅行に行ったりするなど、活発に遊ぶときは遊んでいるそうです。
同期の中で、一番賢いのは彼かな?とひそかに思っていたりします。
④福祉機器関係の仕事を選んだ友人
学生時代から「おじいちゃんやおばあちゃんを楽させてあげられるような仕事がしたい。」と言っていた友人がいます。
彼は福祉用ベッドを作っているメーカーに就職し、今でも勤務されています。
ここまで書くと、一見、彼の目標は達成されたのか?と思われるかもしれませんが、実際はどうなのかな?と疑問になるところがあります。
実は彼は某公立大学を主席で出た人なのですが、とても優秀で会社の評価が高かったらしく、直接的に福祉機器を作る部署ではなく、研究部門に配属されたのです。
しかも、研究している内容が、工学というよりは「生物」に近いようです。
彼は自分の仕事に満足しているんだろうか?と疑問が残ります。
⑤修士取得でキャリアアップをはかろうとした後輩
広島の方の高専の専攻科を卒業した後、愛知の変圧器メーカに3年間勤務後、修士課程に進学した後輩がいます。
前職では品質管理をしていたらしく、あまり給料も上がらなかったということもあり、修士課程に進学しました。
ちなみに企業によっては、3年以内であれば、職歴があっても大学院修了後、新卒として扱ってくれるところもあります。
そのような会社を探して彼は某化学メーカーに就職しました。
化学系の職種は他のメーカーより基本給が高いので、彼の給与は月4万円ほど上がったそうです。
彼は大学院を利用してキャリアアップしたケースに分類されるのかな?と思います。
⑥留学生の友人
マレーシア人の友人がいました。とても語学が堪能で、英語、マレー語、中国語、日本語をほとんどネイティブ並みに話す人です。
しかし、日本での留学生採用は少なく、彼は大学のコネクションを利用して、あまり大きな会社ではありませんが、海外でも活躍できる仕事を自力で見つけてきました。
今でも大阪に住んでいますが、たまにアジアなどに出張しているそうです。
⑦留学生の後輩
私が博士課程のときの後輩で、⑥の友人と同じくマレーシア人です。彼も4カ国語を話します。
彼はとても要領が良かったので、学校推薦を使って、某大手電機メーカーに就職しました。
彼曰く、「日本でお金をためれば、国に帰ったあと、楽ができる。」だそうです。
まあ、決して、悪い人ではないのですが、留学生の中にはまだまだこんな人もいます。
⑧インターンシップに行って「その気になった」後輩
博士課程のとき、ちょっとお調子者の後輩がいました。
彼はトヨタ自動車にインターンシップに行って、社員から「うちに来ない?」といわれたのを真に受けて、自分はトヨタに入社できるものと信じ込み、見事に玉砕しました。
傍目から見ていたら、社交辞令だろうと思うのですが、彼はそれがわからなかった。。。
その後、確かアイシン精機に入社しまいたが、「自分ほどの人間ならば研究開発の仕事に就ける」とか言っていましたが、傍目から見ていても彼はそれほど優秀な人間ではなかった気がするのだが。。。
まあ、大学院にもいろいろな人がいますよね?
私もあまり人のことは言えませんけど。。。
ざくっと、私の知人の中でも特徴的な人の例を挙げてみました。
書いてみて、あまり参考にならないような気がしてきましたが、こんな人もいるよ。程度で読んでください。
「「修士」について考えてみよう!」についてはこれでひとまず終わりにしたいと思います。
また、何か思い出すようならば「パート5」をあとから追加するかもしれません。
次は「「博士」について考えてみよう!」でお会いしましょう!
それでは。。。
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